リハビリ_超音波療法

超音波治療器(US-750)

概要

人間が聞き取ることのできない20kHZを超える周波数帯の音を使い治療を行います。
超音波が生体組織に照射される際に生じる熱で、温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を深部まで立体的に温めることができます。
出力を変更することにより深部・中間部(1.5MHz)、浅部(3MHz)と使い分け、温める範囲を調節する事が可能です。

適応

  • 変形性膝関節症
  • 変形性股関節症
  • 足関節捻挫
  • 肉離れ
  • 野球肘
  • テニス肘など

効果

立体加温効果(深部):ホットパックや遠赤外線に比べ短期間で深部まで温めることができます。疼痛緩和・軟部組織柔軟性向上・血行の改善・代謝亢進・浮腫軽減・リラックス効果が見込めます。
ミクロマッサージ作用:1秒間に100万回(1MHz)/300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージにより、深部に直接刺激を与えることが可能です。血行促進や筋緊張を緩和させ筋や関節包の癒着や関節拘縮を改善させる効果があります。

超音波治療器(オステオトロン)

概要

超音波の刺激により骨の形成を促進します。
従来の骨折治療では、ギブスなどで固定した後は自然経過に任せるのみでしたが、超音波治療を行うことによって積極的に骨の癒合を促進できるようになりました。

適応

新鮮骨折、難治性骨折(骨の遅延癒合、偽関節)など

効果

LIPUS(Low Intensity Pulsed Ultra Sound:低出力パルス超音波)という弱い超音波を骨折部に断続的に当てることにより、骨折部位の骨形成を促進し、骨癒合期間を約40%短縮できます。

※一般に骨折後3ヶ月以上経過して、仮骨(新しい骨)の形成があまり進んでいない骨折を「遷延治癒」といい、さらに6ヶ月以上経過して治癒の過程がほとんど止まっている状態の骨折を「偽関節」といいます。このような状態を「難治性骨折」と呼びます。

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